チラ裏論文

考察厨がチラ裏だけでは耐えられず暴走して作ったブログ。現在はうたいつで考察を重ねる毎日。

そして君はうたわれたもう

本当は二か月ほど前にこのタイトルでネタバレ感想ブログうpしようとしてたんですがその日から二か月過ぎて色々思う所があったのでその下書きを消していざぁ。注意点

 

・二人の白皇プレイから半年経過

・あやふやな記憶

・二次創作や他考察の知識が混ざってる可能性

・突き詰めたらただの愚痴

・オシュハクの民が書いている

・なんだかんだ言うてうたわれめっちゃ好き

 

でお送りいたします。愛ゆえにと思って頂けるような文を書くよう誠心誠意尽くすつもりではありますが許さねえて気持ちと殴るぞと鮮烈に思ったあの日あの時あの瞬間を思い出すと現在ぶっ壊れてる胃腸が悲鳴をあげる感覚がするレベルです。それを踏まえて読んでくださる方がいるなら感涙ものですがいなくても大丈夫です。twitterに書けないのを此方で呟いてるだけなので。

 

 

 前記事にもあげていますが私は偽りの仮面から入ったものでして主軸の三人は大好きです。誰が欠けても成立しないと思っています。思っているからこそ許せないこともっと頑張ってと思ったところがあるということです。あしからず。前記事から一年近く経ってるのでこれまでの軌跡を一先ず。

偽りの仮面(アニメ)→偽りの仮面(ゲーム)→偽りの仮面(アニメ)→子守唄→二人の白皇

という流れです。その間にうっかりオシュハク現パロなど書きついに人生で初めて製本しました。勢いってすごーい!

 

偽りの仮面はゲームの脚本のが好きですがアニメスタッフの解釈も好きです。ただ強い下衆いハクが好きなので2クールで纏める為にちょっと性格が違ってしまったハクさんにんん…!てなるだけでアニメの完成度はあると思います。ラストの纏め方とか好きです。アニメスタッフさん好き……とまあそれは置いておいて二人の白皇。論文(笑)と付けるのですから形式を則った方が?と思うのでそれぽいの。ぽいぽい。

 

一章 敗因はハク殿を愛しすぎてしまったから

 

偽りの仮面をプレイしてハク殿を愛しすぎてしまった私の話。自堕落でどうしようもなくて守銭奴で利己的(自称)で……そんな彼が保護者にどつかれつつ右近衛大将と酒を飲みつつまあこんな人生もいいのかもしれないと穏やかな日々を過ごしていた中突然の戦争、突然の兄弟登場、そして突きつけられる非情な過去、そして未来……受け入れようとしたのか逃げようとしたのか、一応向き合って悩んでいたぽいハクに雇い主から届くトゥスクル侵略戦……思い返せば思い返すほど溜池から水が流れるののはやいことはやいこと……そして親友の死、受け継ぐ覚悟。二人の白皇が発売するまでハク殿はどこかでカミングアウトすると思っていました……逃げると思ってたし、逃げてもいいよと思ってた。彼の性格がそうであるから、そして親友の死はハクの責任に直結してないから。あの時のネコネの判断は私は仕方が無いと思っているしそれを非力なハクが止められたと思ってないので。でも……逃げませんでしたね。向き合って、ボロボロになって、冷酷になった時もあって、悩んで辛くなった時も……。とても立派で可哀相だと思いました。オシュトルという影に、光に、ハクは囚われてしまったこと、そしてその覚悟を決めさせたもの、決めたこと……とにかくハクは凄いと思いました。ハクを切り捨てるためにはネコネが必要だったんだな……脚本的にそんなことも考えました。そう思うとネコネの被害者感が凄い……脚本に殺されたのがオシュトルなら脚本に重石を乗せられたのがネコネだと思っています。エンナカムイ兄妹をもっと大事にして脚本……。

ハクを逃げられなくしたのはネコネだしネコネにはその自覚がありました。だからこそ二人の白皇の二人の背中は痛々しく、兄妹としてはぎくしゃくとしていましたがでも誰よりも隣にいて支え合い、オシュトルの死を背負っていたと思う次第です。一人の背には重いその死を、二人だから背負えたと思います。彼ら兄妹のことは永遠に嫌いになれないと思いますね……遺されたものの苦しさを一心に負いつつハクさんは応えきったと思いますしネコネはこれからも背負い続けると思うので。あの作品の中で一番成長し誰よりもハクに似たヒトはネコネだと思います。愛したい。

それを踏まえるとそのほかのキャラのキャラ付の甘さというかまさに利己主義の権化かよと言いたくなる様は辛いを通り越してもうやめたげてよ!状態。ハクを愛してしまったが故に、他への評価が厳しくなる。それが私の二人の白皇でした。

 

二章 女性陣、男性陣、それぞれのあり方

 

男性陣、最高に格好良かったと思います。オウギ、ヤクトワルトのオシュトル様の正体に気付いていながら協力していたんだろうな、という頼れる城壁感。にぶにぶで気付いてなかったけれど脱出劇で男に磨きがかかり指揮官としては一番成長しただろうキウル。オシュトルと長く肩を並べ語り合ったからこそ一瞬で見抜き、ハクに激昂するも恐らくハクの覚悟、オシュトルの決断を誰よりも判っていただろうミカヅチ。ヒトの可能性、成長を信じ帝へ誰よりも忠義を捧げていた格好いいライコウ……マロロはただただ幸せにしてあげたいの気持ちしかなかったですね……あの消極さをオシュトル様は個性と考えて何も言わなかったのでしょうか?それとも凄い凄いと褒めたたえる彼の声はあまりマロロには届いていなかったのか…?もっと早く助けられたら感が否めません。偽りの仮面の時も後半は蚊帳の外が凄かった気がします……でも増幅させられた怒りとはいえどうしてそんなにもハクに友情を感じていたのかはわかりかねます。もしかしたら一番デコイと大いなる父の関係だったのがマロロなのかもしれませんな……マロロとオシュトルの友情が前作も今作も掘り下げられなかったのも残念。オシュトル様の正体に気付いてくれなかったことに少なからず……いや、まあまあなショックを受けました。冷酷なハクの策にオシュトル殿はそんな冷たい男だったかみたいなことを言うのはまあいいとしてもそんな彼は自分は知らないと言い全力で逃げて……まあとにかくオシュトルとの友情てたいしたものじゃなかったのか?と思わせることを言い放ちハクが出来なかった逃げをしてハクを幻に見た時マロ大丈夫かよ……と思わざるを得なかった……オシュトルとウコンを知っていながらそんなにオシュトルに清廉潔白を求めてたのかよ……とかハクを失ったショックとはいえオシュトルもハクを失っているのに言いすぎィ!と思ったり。軍師なのに虐殺に弱過ぎでハクとそこまでの友情を育んでましたか…?という自身の記憶がそこまで言わなくてもいいやろ!?に拍車をかけたかな……それがあってこそミカヅチが輝いた気もするけれど私は元よりミカヅチの事を信じていたし御前で都と皇室を守ると誓ったではないか、共に果たそうと言われて窮屈ながらも帝とアンジュを尊重し、それでも民を守る為後退を進言する姿に武人の格好良さをまざまざと示されたのでミカヅチはあれ以上輝く必要はないです。既に君はダイヤ。

マロロの最後はたしかに凄い格好良かったけれどあれだけ頑張ってマロロを取り返したのだから逆に命で贖うなんて馬鹿な事しないでほしかった。マロロのことをずっとずっと思って心配して自分で心労を増やしてたハクに対して非道が過ぎるよね脚本……それでもライコウに無駄な憎悪を向けることなく友になれたかもしれないとか言うハク殿聖人過ぎィ!!でもワカル!ライコウ様にシチーリヤにそれだけさせる覚悟とカリスマと誠意があったもんね……!!いやあ……やはりライコウ様の格好良さはやばかった……胸が熱くなる気持ちと正義と正義のぶつかりあいとしか言えない勝負の数々……非道だと思えるマロロへの所業も本当にしんどいし何度もやめろよおいと思いましたがマロロを評価しながらも思いやりながらも大義の為に小を捨てる覚悟……誰よりも武人だったと思います。仮面の力を使ったこともその身をヤマトに捧げる覚悟が出来ていたからこそだと……二人の白皇で一番好きになったキャラはライコウ様といっても過言ではないですね……僅差でアトゥイちゃんですがそれはまた後ほど。

とにかくマロロに思う所がありましたが男性陣の輝きは凄かったし最後の最後酒を供えに墓参りにきたオウギとヤクトワルト、キウルに尊すぎィ!てなりました。宴会衆大好き……生き残った彼らはずっとハクの遺志を継いでいくのかなと思わせてくれました……オシュトルの墓もあった感じオシュトルの遺志も継いでくれるのかなと思います。隠密男性陣最高かよ。

 

女性陣……アトゥイさん格好良い……シノノンさんマジいい女……シス姉様幸せにしてぇ……でした。アトゥイの格好良さは上記の男性陣の格好良さとほぼ同列かなと思います。そしてこれからどんどんいい女になるなと確信しました。恋を知って彼女は強く美しくなるのだと……前作で恋多き女みたいな表現をしてたのにハクさんにマジ恋し本当の恋を知ったみたいな脚本、これだけはよくやったと思いますぞ……はあ、最高……ハクが死んだことにあまり落ち込んでないどころか人はいつか死ぬものだから、てけろろんとしてたのは前半鬱かよ空気がやばかった分素敵な清涼感でした。なのにみんながオシュトルを演じるハクに惚れる中婚約者の男の猛烈アピールに靡いたと思わせてやっぱりハクを忘れられず、なのか元隠密衆ともう少し居たいと思ってか帰って来るアトゥイちゃん、それをわかっていたように受け入れる大器ハクトル様……その瞬間にオシュトル様の正体そしてそれに至っただろう死を思い浮かべながらも言葉にはせず頬に口付ける……はーーーー乙女!それまでのハクトル様の背中を預け預けられしていた彼女の格好良さと相俟ってアトゥイさん…!という熱は最高潮に……ハクの信頼を受け、そしてハクを信頼し、彼女らしく生きていた……ハクトル様と真っ向から向き合って誰よりも尊重してくれたのはアトゥイちゃんだと思います。ネコネは向き合って尊重しようとはしていましたがやっぱ妹なので、どうしてもハクの幸せなんかを祈っていたと思います。もうここらで諦めていいよ、みたいな。ネコネは逃げ道であり頑強な扉だったかなと。それを踏まえて一番ハクトルを真っ直ぐ見続けてたのはアトゥイちゃんですね……混じり気なく彼女らしく、でも最後婚約者を後回しにさせたのはハク殿だと思うと尊いが過ぎる。致死量。

彼女とは別の意味でらしかったな、と思うのは姉上ですかね……ノスリはハクと男友達みたいな付き合いをしていてかつ頭領をしていたような肝の座り方があるので芯は通っているし安定感がある。最後ハクを探してみよう、みたいなことになるので初めてあ、女の子、てなりますけどアトゥイが女、ならノスリは最後まで女の子、て感じでした。流石トウカ枠。お役目をハクに頂いておきながらそれでいいのか、感ありますけど元より彼女はどっしり構えてるだけでいい、ていうヒトだと思うのでオウギが実務にあたるのもまあ間違いではないのかな?wという感じ。ハクの背中に父上を感じてしまうの超絶女の子でしたね!あーノスリ好き!!花札しよしよ!ていう感じはハクの癒しであり悩みの種だったかと思うともう一人の妹、て感じでしたね。かわいい。アトゥイとノスリの武人的支えがあったからこそ苦しい状況でもハクさんは前を向けたのだと思います。一緒に戦ってきたからこそ、……そういう隠密衆あってこそ、みたいな流れを強く感じてありがとうしかない。ありがとう。オシュトル様のしてきたことは無駄やなかったんやなって……(感涙)

オシュトルを支えていた、といえばシノノンとムネチカもですね。シノノンの最初から最後までブレない感じ最高でした。彼女も彼女なりに辛いものを背負い幼いながらその荷を感じているのにハクトル様を慕い、お仕事を手伝い、子供らしくはしゃいでくれることで平和をひととき与えてくれました……アルルゥ枠に本当弱いんですよ私……シノノンのためにも、そんなヤクトワルトとハクの思いは遠くない未来シノノンの中で大きな花になるかなと思います。うーんいい女。個人的にはキウルのお嫁さんになってほしいですね。キウルに必要なのはああいう露骨に良い女だと思います。ムネチカ様ももういてくれるだけで安定感がしゅごい。鎮守のムネチカ此処にありもそうですしやっぱりアンジュの心の支えといえば彼女だと思います。守護神としての側面、アンジュの御守の側面、武人としてのスキルの高さ、落ち着き、そして可愛いものが好きという一面も癒されました。シノノンとムネチカが並んだ時の安定感てなんでしょうね……母ではなく姉でもなく……年上の友達、という雰囲気があったのは何故でしょうw

武人的側面で支えたアトゥイ、ノスリ、ムネチカ。守りたいもの守ってくれるものとしていてくれたネコネ、シノノン。彼女達がいてくれたから武人としても個人としてもハクトル様は立って歩けたのではないかと思います。尊い

 

上記にあげてない女性陣は?と聞かれてシス姉様ですか?と答えたい気持ち、わかってほしい。シス姉様は良妻賢母待ったなしですよね……ハク×シス姉様の本があれば買いたいぐらいには好きな二人です。というかべた惚れを隠しもしない女の子てなんであんなにも可愛いんでしょうね……尊敬ですわっ!とか言いつつ語尾にハートマークしか見えないようなシス姉様かわゆす……でも彼女が惚れたのはあくまで右近衛大将オシュトルなのでしょうかね……ハクがオシュトルを演じてなかったとしてもなんだかんだハクの虜になっていた気がしてなりません。内面を尊重してくれる姉妹と信じている……

そして彼女の可愛い妹ルルティエ……心の妻でした。でもハクは帰って来ないんだろうなと思い始めたあたりから見ているのが辛くて辛くて……初期のハクを失って意気消沈している姿はまさしく私と同じ……て感じで感情移入が半端なかったしルルティエならそれだけ悲しんでくれると思っていたので流石は心の妻、でした。でも彼女の心にいたのはハクだけなんだな、とも思います。他がハクとオシュトルを重ねてもルルティエ様だけはずっと彼はハクじゃないと首を横に振り続けてくれました。彼女が待っているのも戻ってきてほしいと思っているのもハクだけでハクトル様じゃ駄目なんだな、て……ルルティエがハクの残したもののために戦いたいなら、とハクトル様も意思を尊重してクジュウリに言って嫁にくださいレベルのこと言ってくれましたしハクルルの心は大いに温まりました。ぬくぬく。でもハクを想うあまりハクトル様を蔑にし過ぎな気もしないでは……オシュトルはハクなのでは、となった時彼女はオシュトルの役目を終えたらハクとして帰ってきてくれると期待していたように思います。ハクがどんな覚悟をしたか、オシュトルとどんな約束をしたか、ネコネの気持ちはどうか、考える余裕はなかったと思いますが私はあえて考えてほしかった。あんなに頑張ってるハクだから、ハクの決意を蔑にしないでほしかった。いつも戦闘面以外を支えてくれた彼女だからこそ考えて欲しかったし今こそハクを支えてほしかった……どんな姿でもハク様ですからねと口にしてくれた方が何万倍もましだった……ハクトル様をハクを一番想うルルティエ様だからこそ認めてほしかったな……二人の白皇の最初から最後までルルティエは己の恋心のために塞ぎ、病み、オシュトルを心配させ、恋心により自身を追い詰め自身の願いを口にしていたように感じました。彼女は最後までオシュトル様ではなくハクを望みました。ぐっだぐっだ言ったけどその一途さ、嫌いではないぜ。てかそうじゃなきゃ心の妻じゃねえな。ルルティエはそれでいいと思いますし、それが彼女のヒトらしい素敵な所にも繋がっていると思います。もう少し大人になったらいい恋に変わるよ。

あ、母上のことは二人の白皇のヒロインと思ってるので。それは支部で存分に作品にしたしtwitterでも死ぬほど言ってるので割愛。トリコリ様 is 正義。

では正規ヒロイン クオンの話。……二人の白皇やってクオンちゃんのことわかんなくなっちゃった……偽りの仮面の時はクオンはハクを大いなる父と確信を持ってなかったと思ってました。ウズールッシャの遺跡の時のようにたまたま入った遺跡でポッドが開いてしまった、とかね。とにかくハクを保護したのも人助けの延長で大いなる父=タタリと知っていてもしハクがタタリになったら責任を持てるように、とか考えて同道してたのか、とかいつかトゥスクルに一緒に行ってウルトリィとかに相談するつもりだったのかなとか……何故ハクを保護したのか、という理由をぼんやーり考えたりしてたんですが遺跡に入って扉を開けて好奇心からポッドを開いてしまいそれを大いなる父とわかっていながら連れ帰った、と聞くとタタリになるかもなのに!?という安易さに驚くと共に彼は一人ぼっち、目覚めさせるべきではなかったなんて負い目もあって保護者を名乗った思うと完全にクオンちゃん愉快犯やん……となるわけで、いやそう思ってしまったわけで……彼女なりに責任をとろうと思ったのかもしれませんがじゃあ帝都行きになんで賛成したの?となる。ウコンに、オシュトルに、押し付けるつもりだったの?戦争や侵略戦、帝の崩御がなければヤマトはずっとあのままできっとハクはずっとオシュトルの密偵だと思うんですよね。職を探してるとも言ったし。でもクオンはずっと帝都にいるわけでもなくミコトに戻らないといけない日が絶対にくる……その時ハクを置いていくつもりだったの?オシュトルに押し付けて?それは勝手が過ぎるのでは??大いなる父=タタリと知らず、ハクが遺跡のポッドから出て来たとも知らず、ハクの一人ぼっちを憐れんだのに何も知らないオシュトルに全部押し付けるつもりだったんだ???て怒りにも似た何かがこうふつふつと……慣れ合えば慣れ合う程、タタリになった瞬間の絶望はすごいと思うの。ポッドから出てきた時にならなかったからといってこれからも永遠にならないとは限らないし右近衛大将である限りタタリを斬らねば……退散させなければいけないオシュトルの気持ち考えた事ある??てなるわけで……そういう未来を考える力があんなにもしっかり者なのに足りて無さ過ぎると思う。それを私は若さだな……と思うけれどその目先しか見てないせいで最後の最後、仲間は凄い辛い戦いを強いられたわけだよね?自身のウィツアルネメティアに負けてしまったばっかりに。最後の最後までクオンちゃんはトラブルメーカーでしかなかったのどうかと思うよ……あんなにはっきりとハクは皆にさよならをしたのに、跡を託したのに、重荷を降ろした途端に新しい重荷を背負わされる……今生に戻ってクオンを助け、神としてタタリを解放して……ハクにどんだけ苦労を強いるのさ。マシロ様になった時のあれもうなー!!!てなってるんですがそれは後述。とにかくクオンの未熟さ、若さがとことん駄目な時に最悪の形で出ててアンジュが民を守る者として成長した分だけあー……てなり申した。アンジュが帝の地位に拘り過ぎてたのも父上が与えてくれたからとかあれは自分の場所だからとかアンジュがアンジュであるためにあそこは必要だってずっと言い続けててもう少しなんかなかったですかね……と思ったけど帝が存命中に姫殿下として振る舞うことを強いられて父親に碌に甘えられなかったていうのがあるからそれでも、そんな父でもアンジュは慕って帝の遺志に沿おうとしてるんだなとか思うと彼女なりに居場所に感じてたんだとか痴れ者にくれてやるものかと思うくらいにはヤマトを大事にしてたんだなあとか思うところがあって最後はしっかりものになったなあ……て思えたんですがねえ……おかしいなあ。クオンはオボロの心配もベナウィの忠告も聞かず友情だけで飛び出していったよね……最初ミコトとして援助してる時はなんだかんだ格好いいと思ってたんですよ……アンジュを奮い立たせるために追い詰めるとか。でもそれしたヒトが国を放って飛び出すとか、ヤマトと同盟組むとか……なーんか腑に落ちない。その裏でオボロ達頑張ったんだろうなーて思うと可哀相さすらある。そんだけ頑張って同盟結んだのにハクを探す旅にでちゃうのもどうかと思うぞ……次期皇がそれでいいんかい…せめて国におれ……と思うしハクは追われることを望んでないわけじゃないですか……それでも追いかけてきたクオンに上着かけてあげるハク殿マジ神……でもなんでクオンがそこまで追っかけたのかもあんまりわからないてのがヒロインじゃねえな感を高めていくぅ……それなのにルルティエと同じようにオシュトル様なハクじゃなくてハクを望んでたんだよね……ハクに次いでオシュトルとは付き合いが長い筈なのにオシュトルの思いもハクがそれを汲もうとした覚悟も何も理解できてないのでは?みたいな姿を見せてどうするんやクオン……しっかりして……とまあヒロインとしてはルートプレイしたくないですね、私は。感情のまま動くタイプじゃないと思ってたのに、てやつです。だから国と国のーとか大いなる父とウィツアルネメティアがーとかなければ普通に推せたしヒロインでした。偽りの仮面の時はとっても好きだったし。(でも若いしツンデレのツンが行き過ぎるタイプだと思ってたのでハクの嫁にはなれんなとは思ってた)

二人の白皇中もたびたびクオンちゃんいるかな?と思ってしまったのも辛かった。偽りの仮面はクオンとオシュトルとハクがいないと始まりも終わりもしないていうのに。今なら冒頭のクロウの怒りもわかるなあ……全面同意。ハクオロさんとユズハの娘だから特別になるんだろうなあ、恋してどう成長するのかなあ、クロウも苦言を言っただけあると思える子になれるかなと期待した分ガーンだな、て気分。トゥスクルのみんながハクオロさんとユズハの子供だから特別に愛してるだろうことを子守唄やって痛感してるからより……期待が高すぎたのだろうか……うーむ。でも平和なトゥスクル本当に良かった。ずっと泣いてた。ハクオロさんが頑張ってベナウィとオボロ達が守ってるからなんだろうなてずっと涙涙だった。トゥスクルはいいぞ。

話がずれてしまったけれど二人の白皇はあんま日常パートいれるべきではなかったのでは?とも思った次第。至極真っ当な恋愛パートやラッキースケベは特にいらんかった……オシュトル様としてハクがみんなと安定した付き合いが出来るようになったあたりで切ってほしかったかもしれない……なんでそこで自分ギャルゲでしたねて思い出してしまうのか……て何回もなったしそれが行き過ぎる度にハクトル過激勢の私は頑張ってるハクの事とか鑑みていただいていいっすか!!?!となったのでな……せめてハクが皆にカミングアウトしてる状況なら許せたかもしれんが……正体がバレることを恐れていたハクに恋愛パートぶっこむのは鬼畜の所業。その分シノノンとネコネシーンは愛しさしかなかったけど……ウルサラも偽りの仮面の時みたいな強引さもなくてハクがハクのままでいられる場所として完璧だった。よくやったウルサラ。

男性陣はストーリーにがっつり組み込まれている分戦中も戦をしてない時も輝きが凄かったけれど女性陣は割と別れてしまうま。恋愛がハクトル様の支えに微塵もなってないせいかなと思われるのでただの歴史ゲーとして楽しみたかったなという気持ちが強い。ハクオロさんはなんだかんだトゥスクルさんに娘たちを託されてるから恋愛感情かどうか置いておいても父として男として頑張っていたし家族としてアルルゥエルルゥは必要不可欠だったし皆それぞれ抱えている愛があるから戦う理由として十分だったんですがね……ハクさんに欠けていたものは愛なのでは…?でもオシュトル様になりかわろうとするのもネコネを守ろうとするのも愛なので、そこで愛は完結……オシュトル様の遺志を継ぐのは腐心から見れば愛なんですが一先ずオシュトルの生き様への尊敬と親愛はあると思いますよ。そしてネコネやアンジュには家族愛。ハクの戦う意思はそこにあったらいいななんて。でもそのほかにまで愛を向けられる余裕があったのか……私の考察はそのせいで別れてしまうのである……愛や恋以上の付加価値をみんな持っててほしかったんやで工藤……。

 

 三章 そして君はうたわれたもう

 

後述すると書きました神様になるシーン。……あれって本当にオシュトル様なんですかね???駄目だ、怒りのあまり画面写真残してない……とにかくオシュトルとマロロがハクさんに、役目を終えて塩になったハクさんに、仮面手渡すじゃないですか……頼んだぜて……オシュトル本人なら殴るしかないなって思ったんですよ……オシュトル殴らないと気が済まないて。今でも。この気持ちを消化するにはあれはウィツアルネメティアを継がせるためにハクオロさんが用意した幻説、もしくは帝がハクに託したタタリ関連のことを心残りに思っていたハクの心の奥を理解して自分達に頼まれたと押しつけていいから解決しておいで、て仮面を託した説があるんですけど、個人的には後者かなと思うんですがあそこなら前者もやりかねんなと思う。すべてはウィツアルネメティアの意思なので……皆とまた共に生きることを諦めていたハクオロさんの願いを叶えた説あると思うんですよね……親友の幻を使ってまで魂を食い潰されたハクに神を継がせるの鬼畜の極みやね……まあ今回は後者と仮定して、……言葉足りねえぞ右近衛。オシュトルの願いの為に己を殺してオシュトルの悲願を達成するためにマロロを失ったハクがやっと終わったとハクに戻った口調でただいまを言っているのに、鬼か…!!!仮面を手渡されるてあの戻れない道そのままじゃないですか、その戻れない道を這いずった人にもう一回同じように仮面を渡すとか……ふざけんな!!!何が最高の最後だよー!!!!!結局ハクを犠牲にしてハクオロさんが帰ってきただけじゃないか……誰かの犠牲無くして迎えられない最高なんて最高じゃねえぞい……ハクオロさんの暴走で家族と種族を失ったのに、兄もそのタタリを消すために失ってそれでも親友の、仲間の愛したデコイたちを守って塩になったのに……ハクオロさんの娘の暴走を止める為、戻って来た、仮面を手にしたハクさん……え?辛くない…?そしてハクオロさんに待ってるヒトがいるんだろ?と代わりに神になるハクさん……知的好奇心故に禁域に入りウィツアルネメティアに命を拾われたが故にアイスマンになりハクオロとして目覚め世界と仲間を護る為に眠りにつくもユズハの生きた証として遺した自分の血が異国で勝手に入った遺跡で旧人類起こしちゃってそのせいでまた災厄が振り降りたのに???なんで愛したヒトたちの所に帰れるんですか???観てたんですよね?神様だもん喋れるもんみてましたよね貴方???????てなるんですが……もう一回言いますけどトゥスクル大好きなのでハクオロさんが帰ってきてくれたことも皆が元気に迎えられることもすっごく嬉しいです。ありがとう。でも犠牲にした人が大きすぎたんですよ、ハクさんていうんですけどね?

ハクさんはぐうたら出来るとかタタリを緑化して消せるとか出来るからいいみたいな展開になってたと思うんですけど、それってどれもハクさんの願いじゃないですよね?死という誰にでも与えられた安寧を奪われて老いて逝く仲間達をみていることしか出来なかった帝と同じ、いやそれ以上を押し付けられて帝の願いを叶えて旧人類というある意味愚かな種を救い続ける……そこにハクさんの幸せは……ありますか?

何も知らずデコイに混ざって酒を飲んで脛を蹴られてたあの頃が一番の幸せだったと思うんですよ。太陽の下を歩いて深呼吸して少しの達成感と怠惰を抱えたあの日々が……戻らない日々を幸せと呼ぶことに虚しさしかないんじゃ。ハクさんはマシロ様としてずっとずっと語り継がれうたわれそして忘れられていくのでしょう……悲しみ。眷族としてオシュトル様やマロロが輪廻の輪を外れてくれることをただ願ってしまうのは悪いことなんでしょうかね……てかふたりならすると思うよ……ハクへの思い入れが段違いだし……ただ先に死んだオシュトルがどうしてあんな狭間にいるかて話ですよね……魂食い潰されたものがあそこに行き着くならヴライちゃんも来てしまうし……恩情でウィツが拾ったならやっぱもう少し喋れ馬鹿てなるんすよね……うーん。ワカリカネル。

そんでもって私まだ夢幻やってないんすよ……怖すぎて……あと二人の白皇の二週目ができる気がしねえ……偽りの仮面したい……子守唄やりたい……こんなに心にハードなゲーム早々無い気がします…ぐう。

もう暫く二次創作書き続けると思います、私が納得できるハクの幸せを描けるまで。何処かで見かけたら読んでやってください。あ、シリアス入った真面目なものの話ですぞ……ギャグは救いではなく息抜きぞい!ではこれにて~(終)